結果的にパチンコはやめられずに同じような過ちを繰り返してしまいます。

パチンコ依存症の「奴隷くん」

闇金ウシジマくんの1巻で登場するので知名度の高いキャラクターです。
パチンコ依存症の人は負けた時のことを考えていなくて、実際に勝負で負けても、あと少しやれば取り返せると思ってしまうものです。

 

決めた予算内で遊ぶ予定でパチンコにいって、気付いたら予算オーバーして財布の中身を全部使ってしまい、さらにはATMでお金を降ろしてまでパチンコを続けた経験を持っている方は多いのではないでしょうか?
奴隷くんはパチンコ依存症の最終形態とも言える事例です。

 

 

奴隷くんは離婚調停中の主婦

 

カウカウファイナンスではパチンコ屋の開店する前の朝早くから複数人の主婦が並んでいます。
その中の加山重子という子持ちで旦那とは離婚調停中で別居している人物が作品中の奴隷くんです。

 

奴隷くんの貸付条件は1日3割という闇金の中でも超高金利です。
そんな金利でも奴隷くんは、パチンコで勝ってその日のうちに返せばいいと簡単に考えています。
奴隷くんと主婦のパチンコ仲間はお金を借りた中で「今日は絶対に勝つわよ」と楽観しながらパチンコに向かいます。

 

奴隷くんをはじめパチンコ目的の主婦には1日5万円しか貸さないルールを作っていて、加山重子は早々に3万円をパチンコですって、もう1万円の追加融資ができないか相談しにきます。

 

しかしウシジマ社長はもう貸せない。そして夜には旦那の所に回収しにいくと提示します。
奴隷くんは離婚調停中で借金を知られると財産分与、親権、慰謝料などあらゆる面で不利なことが出てくるので何としても避けたいと思い、ウシジマ社長になんでもするので許して欲しいと泣きつきます。

 

それを聞いたウシジマ社長は、一緒にパチンコ屋に行ってドル箱を積んでいる小汚いおじさんに、この人はどうかと紹介してトイレで売春をさせるのです。

 

奴隷くんはおじさんの相手が終わった後に手を強く握りしめて悔しがり、家に帰ってから子供に泣きながら抱きついて、もうパチンコはやらないと誓います。
奴隷くんはその後も何度か登場するのですが、結果的にパチンコはやめられずに同じような過ちを繰り返してしまいます。

 

 

奴隷くんで見えるパチンコの恐怖

 

不仲な夫婦

奴隷くんのようにパチンコ屋のトイレで売春させられるのは稀なケースですが、非常にリアルな人間心理を描いています。

 

まず奴隷くんの立場ですが円満家庭の主婦ではなく、離婚調停中で夫と別居しているという点です。

 

パチンコに深くハマってしまう人は、仕事、プライベート、家庭など何かしらがうまくいっていなくて、ストレス発散や現実逃避するための逃げ場としてパチンコに通ってしまっています。
そして、いざパチンコ屋に行くと金銭感覚や判断力が麻痺していて損失を膨らませてしまうものです。

 

始める前は絶対に勝てる、負けてももう少しやれば取り返せると思ってしまいます。
パチンコ依存による判断力の低下は借金することへの危機感も麻痺させます。
奴隷くんはどう考えても法外な金利の中でも借入を繰り返し、さらには追加融資を希望します。

 

パチンコで勝てなかった時のことを考えていないだけではなく、借金は返せなくてもどうにかなると思っているのです。
しかし、家族など都合の悪い人に取り立てを行う話になると一気に危機感を抱いて、どんなことをしてでも回避しようと考えるものです。

 

実際にパチンコで闇金から借金を作った主婦が風俗店などで働くことになる事例は非常に多いです。

 

借金を含めて痛い目にあって、絶対にもうやらないと決めていても時間が経つとまたやってしまうのがパチンコの恐怖です。
生半可な覚悟や一時的なものではなくパチンコ依存を克服するには強い信念が必要です。